
RADICAL WORLD SUMMIT 2009 AUSTRALIA
前編
昨年のアルゼンチンから早1年。今年はオーストラリアのシドニーでサミットが開催されました。
早速、皆様に現地レポートをお届けします。
○11月24日 事務局シドニーへ到着
成田から約10時間。シドニー空港に降り立つとそこは夏の太陽が賛さんと照りつける南洋の地をイメージしていましたが、この日は厚い雲
に覆われ、気温も18℃前後と想像を覆す天候となりました。
しかしながらオーストラリアは日本との時差が2時間なので、10時間のフライトの疲れもなくコンディションは上々です。
これがアルゼンチンへのフライトともなると、これから更に14時間も飛行機
に缶詰になり、その遠さのほどが伺い知れることでしょう。
(因みにアルゼンチンへは成田-LA-リマ-サンティアゴ-ブエノス
アイレスと30時間程の旅程です)
今回のワールドアップデートは私ども事務局とマスタートレーナーに
加えてオフィシャルトレーナーの3本のツアーが組まれ、代理店会議
を控える事務局は3名で一足先に現地入り。
初日は明日からの代理店会議の準備と後発到着組のための現地視察
ということで、町の様子を探りに出かけました。
オーストラリアは面積にして日本の約22倍、人口は約2000万人、
1Km平方当たりの人口は世界最低の2.6人という国ですが、人々は
都市部に密集しているため、オーストラリア最大の都市である
シドニー(首都はキャンベラ)は一般的な諸外国の都市と同じように
人がたくさんいるイメージです。
その昔、イギリス人が入植して開拓された国であるため、街並みは
どことなくロンドンに似ており、ストリートや駅の名称もロンドンの
それと同じものが多く目につきました。
私たち事務局も後発組も拠点はダーリングハーバーという、お台場を
モデルにつくられた港湾観光地を拠点とし活動をすることになります。 |
 |
○11月25日~26日 ラディカル代理店会議
この日は昨日と打って変って快晴となり、紫外線の量が日本の8倍といわれる太陽光が容赦なく肌に突き刺さってきます。
代理店会議はダーリングハーバーより車で20分ほどのLE MONTAGEというベイサイドの小規模コンベンションセンターで開催されました。
今回のワールドサミットはオーストラリアとニュージーランドの代理店であるRADICAL FITNESS OCEANIAがホストカンパニーとなり
全てのセッティングが行われており、会議場のエントランスではオーストラリアのフェニックス、ジャスティンらの出迎えがあり、
会議場ではラディカルフィットネスアルゼンチン本部の代表であるナザニエル&ガブリエラ夫妻も既にスタンバイしておりました。
ヨーロッパ、ブラジルなどの各国の出席者とも1年ぶりの再会を祝し、熱いハグを交わした後に会議のスタートとなりました。
会議では今後の普及方針やニュープログラムの紹介などで各国の意見交換等が行われました。

○11月27日 第二陣到着
7:40着のフライトでシドニー空港に到着するマスタートレーナーチーム9名とオフィシャルトレーナー体験ツアーの11名を迎えるべく
私たち事務局3名は早起きしてシドニー空港に向かいました。
伊藤MT、三浦MTは香港でのオープニングイベントから帰国してすぐの出発となったため疲れが残っていないか心配しておりましたが、
税関でのトラブルもなくオンタイムで全員無事、元気な姿で到着ゲートに姿を見せました。


オフィシャルトレーナーツアーの11名はそのままツアーのパッケージで市内観光へ出発。
マスタートレーナーチームはチャーターバスでホテルにアーリーチェックインし、しばし休息の後、明日から始まるリハーサルの準備と
なりました。マスタートレーナーへはワールドアップデートでのプレゼンテーションで担当するトラックが予め指示されていたものの、
指示がきたのは数日前であったため準備には神経を使っているようでした。昨年のアルゼンチンでも朝方まで部屋で準備をしていた
ことを思い出します。
この間、オフィシャルトレーナーツアー一行はチャイナタウンで飲茶の昼食をとり、オペラハウスなどを回って定刻にホテルに到着しました。
◆オフィシャルトレーナー一行はマーク・ムーンのPOWERを受るためCITY GYMへ
オフィシャルトレーナー一行はホテル到着後、間髪入れずオーストラリアのマスタートレーナーマーク・ムーンのレッスンを受けにCITY GYMに向かいました。モノレールと徒歩で約30分。中心街とキングスクロスとの中間点にあるCITY GYMはマシンジム、
フリーウェイト、スタジオ、バイクスタジオが設備され、本格的なトレーニングが可能なクラブです。

オフィシャルトレーナー一行がスタジオでスタンバイしていると、身長190センチのマーク・ムーンが渋い顔をして現れました。
マークはオーストラリアのヘッドマスターですが、照れ屋なのか非常にクールで渋みのある独特な雰囲気を持った男です。
今日のレッスンはマークのメインリードにMyreeとメルボルンから来たDeanne、2人の女性トレーナーを従えてのチームレッスンとなり、
ワールドアップデートの予行演習を兼ねた新曲のレッスンとなりました。(この2人はラディカルグローバルホームページのOCEANIA→AUSTRALIA→ABOUT USでチェックしてみてください)
オフィシャルトレーナーは海外でのレッスン初体験でしたが、レッスンの提供方法やお客様の様子、更にはクラブの運営など、
日本と比較してどこが違うか?日本で取り入れるべきこと、そうでないことなどを肌で感じてくれたのではないかと思います。
機会があったら感想をお聞かせ下さい。
◆コラム ~海外のレッスン~
一括りに海外のレッスンという表現は適切ではないと思いますが、海外のレッスンは受講者の自主性、自己責任に任せる部分が多く、
日本人から見るとインストラクターは受講者一人一人への気配りもなく非常にがさつに見えると思います。受講者もインストラクターに
100%ついていくというよりは、周りを気にせず自分のペースでやっていますし、全く違う動作をしている人もいます。
このようなインストラクターと受講者の関係は日本人から見ると違和感があるのではないでしょうか。
日本のインストラクターは受講者一人一人への目配せや、きめ細かな動作指導、そしてレッスンを総合的にコントロールする能力について
は世界に類を見ません。受講者も必死にインストラクターについて行こうとしますし、周りの人と違った動きをするなど恥ずかしいと思って
おりますので、レッスンは統制が利いた一体感のあるものになっております。
日本と海外のインストラクターの優劣はこのようなフィットネス文化の違いということもあり、そもそも評価すること自体が難しいのですが、
緻密さ丁寧さという点では間違いなく世界一だと思います。日本人が海外でレッスンするとこういう部分で非常に新鮮味があるのでしょう。
○11月28日 マスタートレーナーサミット
今日は午後からワールドアップデートの会場となるSPORTS PITで各国から参加のマスタートレーナーの顔合わせと明日のリハーサル
が行われます。オフィシャルトレーナーはリハーサルを視察して勉強いただくことが目的です。

会場へは事務局、マスタートレーナー、オフィシャルトレーナー全員でチャーターバスを利用して移動。ホテルから20分程度で会場に到着。
本当にこんなところに会場があるの?といった場所でバスを降り、倉庫のような建物を目指して歩いていくと、紛れもなくSPORTS PITが
そこにありました。元々、倉庫であった場所をフィットネスクラブに改装した施設で見た目は煉瓦の倉庫ですが、中はジム、スタジオを
備えた本格的なフィットネスクラブになっており、200坪ほどのスタジオには標準でステージが設けられ、スタジオプログラムがクラブの
中心となっていることが伺い知れます。
エントランスを入ると受付を済ませ、マスタートレーナーは各国のマスタートレーナーやスタッフと再会を祝しておりましたが、オフィシャル
トレーナーはウェアのワゴンセールに釘付けで、珍しい商品をゲットするために激しい争奪戦を繰り広げており、バブルの時代の日本人
が海外で買い漁りをする光景を彷彿させるものがありました。
 |
 |
| RADKIDZのステージに立つちびトレーナー? |
ジャスティンとゴウ |
 |
 |
| 修羅場と化すセール会場 |
ラディカルスタンプを腕に押していざ入場 |
◆コラム ~オーストラリア、ニュージーランドのクラブ~
レスミルズ発祥の地であるニュージーランドはスタジオだけのクラブが多数あり、それで事業が成り立っています。スタジオといっても
体育館のような馬鹿でかいスタジオで、300人近くを収容できる規模のものです。
このような施設はプレコリオによる大規模かつオールマイティーなグループエクササイズというものが生れた結果、大量の集客を可能に
したこと、そしてジムなどを使わなくてもグループエクササイズの中で同じ効果を得られるようになったことによって、このような大規模
スタジオ単体施設ができたのです。オーストラリアの施設もこの流れを汲んだものが多いようです。日本でもチャレンジしてみたいですね。
◆リハーサル
リハーサルの進行はオセアニアの代表のルースが仕切り、会場入りした関係者全員の自己紹介からスタートすることになりました。視察
目的のオフィシャルトレーナーも英語でスピーチにトライしました。これで全員の一体感が出ていよいよ雰囲気も盛り上がってまいりました。
 |
 |
| 真剣な表情で段取りを聞くMT |
個別の打ち合わせ |
◆NEW RELISE! 「RADKIDZ」
ダンス、エアロビクス、ファイドウなどラディカルの様々なプログラムの要素を子供向けにアレンジしたKIDZプログラムが発表されました。
日本でも春に向けてテストを開始していく予定です。ステージに上がった子供たちのなんと可愛いこと!

◆ナザニエル・レイバスという男(その2)
2007年~2008年はラディカルフィットネス内でも様々な出来事があり、設立後一つのハードルとなった年でした。
ナサはこのハードルを
越えた証としてアルゼンチンでワールドアップデートを開催し、周囲にその存在を改めて認識させることに成功しました。
その後、1年が過ぎ、ラディカルは第2のステージに向けて順調に歩んでいます。ナサも自らが舞台回しを行い、ステージにも立つといった
多忙を極めた昨年とは一転して、今回はRFO(RADICAL FITNESS OCEANIA)に運営を全て任せ、自らはステージとコミュニケーション
に専念ということになり、非常にリラックスした雰囲気で過ごしていたようです。
しかし、明日のアップデートのステージに備えて空きスタジオで黙々とリハーサルを行う姿は周囲にピリピリとしたオーラを放ち、見ている
ものにも異様な緊張感が走りました。
この男はやはりただものではない!
◆速報~ RADICAL FITNESS HONG KONG (香港)
去る11月19日に香港(RFH)でラディカルフィットネスが立ち上がり、日本からは伊藤MT、三浦MTがオープニングイベントに出動しました。
10月には丸山チーフ以下、伊藤MT、加藤MT、三浦MTの4名がかわるがわる香港に出張して、現地のマスタートレーナー養成トレーニング
を行ってきました。
RFHは日本のエージェントという関係ですが、今後のアジア戦略の拠点として特に中国進出を目的に活動してまいります。
日本とはイベントの共催、マスタートレーナーの育成支援など、これからも共同で諸々の取り組みを行っていく予定です。
今回はそのRFHの事務局マネージャー兼トレーナーのOLIVER R .CARLON(通称OLI
/オリィ)も参加することになり、各国とのコミュニ
ケーションを通じて香港に今後の材料を持ち帰ることになっています。

陽気な真面目な英国人OLI
◆マスタートレーナーチーム
今回のチーム編成は、昨年のアルゼンチンを半月板の手術で参加できなかった丸山チーフ、福岡から東京経由で参加した九州男児、
平塚MT。おめでたでアシスタントに徹してくれた″むぅ″MT。そしてマスタートレーナーチームを縁の下で支える大物マネージャーSの
4名を加え総勢9名で乗り込んでまいりました。
我がマスタートレーナーチームについて少々触れておきますと、丸山チーフ率いるラディカルフィットネス・ジャパンマスタートレーナー
チームの一つの大きな特徴は、全員ラディカルプログラム以外にもフリースタイルでのエアロビクスやダンス、ヨガやバレエといった様々
なエクササイズの指導はもとより、インストラクター養成などに長年携わってきたベテランインストラクターの集団です。
ラディカルについてはこれらの広いすそ野の底辺の上に乗っているというイメージで考えてください。
特にラディカルプログラムはプレコリオグラフィーを基本としながらもポイントポイントでフリースタイルの要素を取り入れ、様々な参加者の
レベルに合わせて適切なレッスンを提供するというコンセプトがあり、これをお客様の状態に合わせて自在にコントロールするには
ラディカルプログラム以外の経験や素養がとても重要になってくるのです。
私どものオフィシャルトレーナー指導理念としてはラディカルにこだわるためにはラディカル以外の技術が必要であるとして、オフィシャル
トレーナーにもラディカルのみならず、インストラクターとしての素養を広げることを目標とした育成活動を心がけてまいります。
そういう意味でのマスタートレーナーの価値を皆様にも知っていただければ幸いです。
◆オフィシャルトレーナーの皆さんへ
今回はオフィシャルトレーナーに限定した体験ツアーを組みましたが、皆さん、日々のレッスンや所属クラブでの業務をやりくりして参加
いただきました。
自分のスケジュールを調整するのも一苦労であったと思われますが、日本で代行を受けていただいたオフィシャルトレーナーやクラブの
スタッフの方への感謝の気持ちを忘れずに!
そして、今回の目的はラディカルフィットネスワールドアップデート体験ですが、ラディカルという部分だけでなく、海外の人間、文化、経済
といった幅広いものに触れ、刺激を受け、人間力を高めていただきたいと切に願っております。
前述した通り、ラディカルとうものは氷山の一角で、人間的な幅の広さや、深さといったものがそれを支えているということを忘れずに
これからの活動に取り組んでください。
2009年12月20日
ラディカルフィットネス・ジャパン事務局
代表 酒井 東吾
|